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アメリカには手堅さを求めたい

米朝首脳会談が板門店で行われ、北朝鮮の非核化に向けての実務者会合が開催されることになった由。

それ自体はもちろん喜ばしいことだが、トランプ大統領のパフォーマンス的な動きが気になる。

前回のハノイでトランプ大統領が席を立ったのは、私の見方は、当時ワシントンで以前トランプさんの顧問弁護士だったマイケル・コーエン氏が、トランプさんを徹底的に非難する証言を米議会で行っていたので、トランプさん的には、気が気でなく、早くワシントンに飛んで帰りたいという気持ちで、席を立ったのだと思う。あの時交渉で少々の成果を出したとしても、報道的にはマイケル・コーエンのかなり衝撃的なトランプ批判に打ち消されるので、一時中断して次の交渉の際に持ち越した方が得だという得意の「計算」をしたに過ぎないのではないか。

トランプさんにしても金正恩にしても、それぞれに成果が欲しいという点は共通している。

今回、電撃的に米朝の首脳会談が行われるにあたって、実務的に中身が準備された形跡はない。実務者会合の開催が決まったとは言え、具体的成果と言うには少々寂しい。

事が核に関わる内容だけに、パフォーマンス的な動きより、手堅い積み重ねによる具体的成果の蓄積により結果を出すことが求められる。

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