パキスタンのイムラン・カーン新首相

もう三十年近くも前に、パキスタンの日本大使館に勤務していた頃、クリケットの名選手として活躍していたイムラン・カーンが、パキスタンで首相に選ばれた。

当時ナワズ・シャリフとかペナジール・ブットーとかが首相で、村岡大使のお供で時々官邸に行った。彼らが苦労していたのが軍との関係だった。アフガニスタン問題もその一環のようなところが有った。

その後、イスラムの宗教勢力が強くなったり、テロも有ったりで、遠くから見ていて、大変だなあと思っていた。

イムラン・カーン選手が率いる党が勝ち彼が首相に選ばれたのは、そんな行きづまり感を打破したいとの気持ちのように思う。

ああ、あのイムラン・カーンが首相になったか…という感慨。