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対話への圧力は効いている

今日の各新聞は、4月末の南北首脳会談について報じている。

対話に持ち込むための圧力が効いている。

北朝鮮のゴールは、体制保証と経済協力だと考えてよいだろう。イラクのフセイン、リビアのカダフィは核を持っていなかったから、悲惨な最期を遂げたと思っているのだろう。戦争をするために核を開発しているわけではない。

制裁による圧力が効いて、金正恩による対話の提案に至っているのだから、対話を拒み続ける必要はない。「対話のための対話であってはならない」とよく言うが、そうならないような対話をすることが、外交官の役目だ。それができなければ、軍人の仕事になる、即ち戦争になる。それを防ぐのが外交官の役目だ。

「最大限の圧力をかけ続ける」と言う。それでよい。今、圧力を緩める必要はない。しかし、最大限の圧力をかけ続けることが、対話の拒否にはならない。圧力をかけ続けながら対話をすればよい。

金正恩は韓国からの特使との会談で「非核化は先代の遺訓だ。先代の遺訓には変わりがない。」と語ったという。これは、2016年7月6日の北朝鮮の政府声明を想起させる。金日成の遺訓として朝鮮半島の非核化を提案している。金日成の時代は、韓国にあるアメリカの核を排除したくて朝鮮半島の非核化を言ったわけで、今我々が北朝鮮の核を排除するために言っている朝鮮半島の非核化と中味に微妙なズレは有るが、今の金正恩が絶対に非核化をしないと決めつけなくてもよいのではないか。そこに外交官の役目が有り得る。

アメリカも対話を絶対拒否ではないようだ。アメリカとしても戦争は避けたいのは当然だ。アメリカの財政状態からもそうだ。中東のイスラエル問題でも火種を抱えている。第二次朝鮮戦争は望んでいないはずだし、それは賢明でもないことを分かっている人はトランプ政権の中にもいるだろう。

対話への圧力は効いている。そのための圧力だったのではないか。北朝鮮に騙されないように対話をすればよいではないか。

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